縫合糸反応性肉芽腫をご存知ですか?
縫合糸反応性肉芽腫は手術時に縫合した糸が原因で出来る肉芽腫で、手術時に体内を縫合する際に使われた糸に体が反応して出来てしまいます。
縫合糸反応性肉芽腫を発症してしまうと、取り除く手術が必要になります。
全てのペットたちに起こることではなく、アレルギーのようなもので、反応する子としない子がいます。 体質に依存すると言われていますが、はっきりとした原因はわかっていません。 このため、事前検査で縫合糸反応性肉芽腫を防止することは難しいのが現状です。
比較的ダックスに多いと言われていますが、その他の犬種でも縫合糸反応性肉芽腫の報告はたくさんあります。
体内で起こった縫合糸反応性肉芽腫については、触診やエコー等でも発見することが難しく、おなかを開いてみないと分からない場合があり、ペットの体には非常に負担が大きいものです。
縫合糸反応性肉芽腫を防止するには、体内に「糸」という異物を極力残さず、また糸を使わざるを得ない場合は、反応が少ないとされている糸を使用する必要があります。
縫合糸反応性肉芽腫を防止するために・・・
ラーク動物病院では、ペット達を縫合糸反応性肉芽腫のリスクから回避するために、手術の際に体内になるべく糸を残さない手術方法を採用しています。
組織や血管の凝固と切開を同時に行える、ソノサージという超音波メスを利用します。
今までの術式では止血に縫合糸を使用する必要がありましたが、可能な部分はソノサージを使い、体内に残す糸を最小限にして、縫合糸反応性肉芽腫に対するリスクを抑えることができます。
組織の縫合で縫合糸が必要な場合は、反応が少ないとされている糸を出来る限り選んでいます。
ソノサージを使用した手術は短時間で手術が可能であり、また出血も少ない(切開と凝固が同時に行われるため)ため、ペットの体への負担が軽減されるメリットもあります。

